手が、びっくりしている歳のせ。

久々にみた彼は
やっぱり
かっこ悪い（苦笑）
　
まだ二人が
友達だったころ。
皆で、ワイワイ飲んでるときに
将来の夫、妻に求める
容姿の条件を語るという
たわいも無い話題が出た。
　
私が出した条件は、
ひとつ。
　
「髪がなくなるのは
しょうがないけど、
太られるのだけは、いやだ。」
　
髪は、遺伝の問題もあるし
義父の頭を見て、
将来を覚悟はできる。
　
でも、体は
本人の努力が大きいだろう。
そんな理由。
それは、今でも代わりはない。
　
就職を機に、静岡に
飛んでった彼は、
この2年で、8キロ増。
　
お腹のお肉を
掴んでやろうか、
それとも
1年の怒りを
パンチにこめようか
と、思いつつ。
新幹線から、降りた彼を
迎えました。
　
笑顔でもなく、
涙でもなく、
小言でもなく、
　
気の抜けた
「お帰りなさい」の一言。
　
ここぞと、
決められないなぁ。私。
　
お互い、照れ隠しなのか
たわいも無い世間話をしつつ
歩く。
　
向かった先は、
阪急百貨店。
　
目的は指輪。
　
去年のクリスマスも
今年の誕生日も
ホワイトデーも
クリスマスも
ずっと一人だった。
　
別に、競うわけではないけど
彼の誕生日や
バレンタインの
計画を考えてるときに
なんか、悔しい思いをした
この1年。
　
出した結論は、
新しい指輪を買ってもらうこと。
　
それも、一生ものに
なりうる指輪。
　
そんな指輪は
すぐに別れそうな人には
貰いたくない。
そんな思いを込めて。
　
可哀想かなぁとも
思いつつ、
ここは譲れないということで
買って頂きました。
　
傍から見れば、
雑誌のおねだり特集みたく
貢がしてる風にも見えるかも
そうも思う。
　
でも、正直なところは
桁が桁だし、
親からでもないし、
ちょっと、はめるのには
勇気がいる。
　
そんなこと考えながら、
2007年の幕開けは、
しっとり、和食を頂きながら
迎えました。
　
2006年、別れなくてよかった。
そう思える2007年でありますように。