温度差なのか、適温なのか。
2005年8月9日 日常ちょこっと実習の振り返りを。
今回の実習では、そんなことまで
やっていいの?????って
一瞬、躊躇するようなことも
バンバンさせられました。
まぁ。教員も指導者も、病棟も
学生を、プッシュしまくるとこだったので。
他の病棟では、
きっとさせてもらえなかったことまで。
なんで、そういえるかといえば
同じことを、1年生のときに
経験できそうなことがあって
それは患者様の好意で
実現可能なことでした。
でも、そのときは、
3年生になって見るべきことかな。と
ストップがかかったのでした。
それは、検査や処置にかかわること。
だから、まだ基礎分野の実習中の私には、
見学するのが精一杯だと思ってた。
で、今回、させてもらったのは
検査での患者様の姿勢保持。
なんだ、そんなこと?って
思った人もいるかもしれません。
検査の名前は、伏せるけど
よく似たというか、
骨髄穿刺って、知ってますか?
これがわかると、イメージしやすいのです。
脳や脊髄は、プカプカと周りが
お水に満たせれてます。
この液を検査するために
腰から、ぶっとい針を刺して
液を抜くっていうのがあるのです。
骨髄穿刺では、これが1回きり。
私が介助にはいった処置は
これを、継続的に行うもの。
針刺して、チューブを留置して
液を持続的に抜く必要がある患者さん。
処置自体は、その針を刺すってことなんだけど
そりゃ、やっぱ痛くて
麻酔だって骨の奥まで効かないから
苦しい処置でした。
その処置が行われる日の朝、
患者様も緊張気味。
私もなんて声をかけたらいいのか
戸惑っているうちに、
処置のためにドクター登場。
で、処置の間は、患者様が
暴れないように、
体を抑えるのを、やってくださいと。
私、一人ですか???って
めっちゃあせったけど、
指導者は。あったりまえでしょ!と
いわんばかりでして。。。
気合いれて、やることに。
時間はちょうどお昼時、
同室の患者様が、お食事中のなか
カーテンの中で、処置が始まる。
なかなかうまく、針が刺さらない。
患者さんは、痛みを訴えて叫ぶ。
涙も流すし、ほんとにつらそう。
そして、痛みのために、
暴れてしまう。
あまりに、ひどいため
私一人で、姿勢保持を行うのは
危険となり、ナース複数で体を抑える。
私の手を握りながら、爪を立てて
痛みに耐えている。
私の手も、どんどん赤くなって
痛いはずだけど、
患者様の声で、そんなことを気にする
余裕はない。
そんな患者様を見てたら
安易に、「がんばってください」なんて
言えなかった。
「痛いですよね。辛いですよね」と
声をかけながら
体をさすることぐらいしか
できない。
処置の合間、先生が次の準備を
しているときに、
「今は、何もしてないですよ。おっきく
深呼吸しましょう」と促す。
それに答えてくれると
なんか少しほっとするような
不思議な感じがする。
痛みを訴えたとき、
「どこが痛い?足?腰?」と
聞き返し、ドクターに痛みの部位と感覚を
伝えようとする。
ドクターが、ラスト1回と処置側(背中側)から
声をかけるとき、
「あと1回だけ。これで、終わりですよ。」
と、顔を見ながら、
語りかける。
それが、正しいのかなんなのか
わからない。
ただ必死だった。
心が痛かった。
そんな中、ドクターの言葉が
響く。
おっとりとした声で
「もうちょっとだけ。我慢してくださいね
頑張りましょう」と。
うまくいかなくなって、
他の先生の応援を頼むのも、
なんだかもどかしい。
正直、最初はなんで、失敗すんのよ!とか
痛がってるのに、なんで
こんなにまったりなんだろう?とか
他の先生が、わらわらいっぱい
来たら、患者さんはよけい怖いんじゃないか?とか
周りの人、こんな中でご飯たべれれへんって。
時間考えろよとか
ドクターに、なんかマイナスな
感情を持った。
でも、同時に
ここでドクターが、おろおろしたら
もっと患者様にとっては
不安なのかな?って思った。
もっと命にかかわることが、
起これば、
ドクターも、険しくなるだろうけど、
言葉は悪いけど
これぐらいなら、その態度が
ちょうどいいのかもしれない?
私は、医師じゃないから、技術的な
難しさや、処置をするドクターとしての
緊張感は、わからない。
ただ、この処置を通して、
患者様とドクターの関わり方
患者様とナースの関わり方の違いを感じたように思う。
本質的には、患者様のためにと
同じ気持ちで、接しているはずだけど、
役割の違いによって、技術という
仕事の違いだけじゃない、何かが
あるようにおもった。
それは、どっちかに優劣が
あるものでもなくて、
医療という枠組みの中では
両方必要なもの。
そんな違いをもつ職種が
いっぱい集まって働くんだなぁ。と。
もちろんそんなことを
ゆっくり考えたのは
処置後だけどね。
処置自体は、失敗に終わってしまったけど
何とか、患者様は頑張ってくれた。
すべての片付けが終わった後、
2人になったとき
真っ赤になった私の手を
見ながら、声にならない声で
かすれながら、
「ずっと一緒にいてくれて、ありがとう」と
言ってもらったとき、
涙が流れそうだった。
失敗に終わって、辛いのは
患者様なはずなのに。とか、
いろんな思いがあって
嬉しいとか、悲しいとか
単純な感情じゃなくて
複雑だった。
そんな自分にもどかしさを感じながらも
ナースとして、患者様に
かかわりたいな。って
強く思った瞬間でした。
絶対にナースになりたいって。
実習前半でこのことがあって
それからの実習は
何かが、自分の中で変わっていった。
行動ひとつにとっても、
考え方も、積極的になっていった。
積極的なればなるほど、
迷いも増えるし、壁にもぶち当たる。
でも、それは看護にかかわる限り
一生続くものだと、今は思う。
次の実習では、
どんなことを患者様から教わるだろうか?
それまで、私自身もできることから
成長してなきゃいけないと思う。
今回の実習では、そんなことまで
やっていいの?????って
一瞬、躊躇するようなことも
バンバンさせられました。
まぁ。教員も指導者も、病棟も
学生を、プッシュしまくるとこだったので。
他の病棟では、
きっとさせてもらえなかったことまで。
なんで、そういえるかといえば
同じことを、1年生のときに
経験できそうなことがあって
それは患者様の好意で
実現可能なことでした。
でも、そのときは、
3年生になって見るべきことかな。と
ストップがかかったのでした。
それは、検査や処置にかかわること。
だから、まだ基礎分野の実習中の私には、
見学するのが精一杯だと思ってた。
で、今回、させてもらったのは
検査での患者様の姿勢保持。
なんだ、そんなこと?って
思った人もいるかもしれません。
検査の名前は、伏せるけど
よく似たというか、
骨髄穿刺って、知ってますか?
これがわかると、イメージしやすいのです。
脳や脊髄は、プカプカと周りが
お水に満たせれてます。
この液を検査するために
腰から、ぶっとい針を刺して
液を抜くっていうのがあるのです。
骨髄穿刺では、これが1回きり。
私が介助にはいった処置は
これを、継続的に行うもの。
針刺して、チューブを留置して
液を持続的に抜く必要がある患者さん。
処置自体は、その針を刺すってことなんだけど
そりゃ、やっぱ痛くて
麻酔だって骨の奥まで効かないから
苦しい処置でした。
その処置が行われる日の朝、
患者様も緊張気味。
私もなんて声をかけたらいいのか
戸惑っているうちに、
処置のためにドクター登場。
で、処置の間は、患者様が
暴れないように、
体を抑えるのを、やってくださいと。
私、一人ですか???って
めっちゃあせったけど、
指導者は。あったりまえでしょ!と
いわんばかりでして。。。
気合いれて、やることに。
時間はちょうどお昼時、
同室の患者様が、お食事中のなか
カーテンの中で、処置が始まる。
なかなかうまく、針が刺さらない。
患者さんは、痛みを訴えて叫ぶ。
涙も流すし、ほんとにつらそう。
そして、痛みのために、
暴れてしまう。
あまりに、ひどいため
私一人で、姿勢保持を行うのは
危険となり、ナース複数で体を抑える。
私の手を握りながら、爪を立てて
痛みに耐えている。
私の手も、どんどん赤くなって
痛いはずだけど、
患者様の声で、そんなことを気にする
余裕はない。
そんな患者様を見てたら
安易に、「がんばってください」なんて
言えなかった。
「痛いですよね。辛いですよね」と
声をかけながら
体をさすることぐらいしか
できない。
処置の合間、先生が次の準備を
しているときに、
「今は、何もしてないですよ。おっきく
深呼吸しましょう」と促す。
それに答えてくれると
なんか少しほっとするような
不思議な感じがする。
痛みを訴えたとき、
「どこが痛い?足?腰?」と
聞き返し、ドクターに痛みの部位と感覚を
伝えようとする。
ドクターが、ラスト1回と処置側(背中側)から
声をかけるとき、
「あと1回だけ。これで、終わりですよ。」
と、顔を見ながら、
語りかける。
それが、正しいのかなんなのか
わからない。
ただ必死だった。
心が痛かった。
そんな中、ドクターの言葉が
響く。
おっとりとした声で
「もうちょっとだけ。我慢してくださいね
頑張りましょう」と。
うまくいかなくなって、
他の先生の応援を頼むのも、
なんだかもどかしい。
正直、最初はなんで、失敗すんのよ!とか
痛がってるのに、なんで
こんなにまったりなんだろう?とか
他の先生が、わらわらいっぱい
来たら、患者さんはよけい怖いんじゃないか?とか
周りの人、こんな中でご飯たべれれへんって。
時間考えろよとか
ドクターに、なんかマイナスな
感情を持った。
でも、同時に
ここでドクターが、おろおろしたら
もっと患者様にとっては
不安なのかな?って思った。
もっと命にかかわることが、
起これば、
ドクターも、険しくなるだろうけど、
言葉は悪いけど
これぐらいなら、その態度が
ちょうどいいのかもしれない?
私は、医師じゃないから、技術的な
難しさや、処置をするドクターとしての
緊張感は、わからない。
ただ、この処置を通して、
患者様とドクターの関わり方
患者様とナースの関わり方の違いを感じたように思う。
本質的には、患者様のためにと
同じ気持ちで、接しているはずだけど、
役割の違いによって、技術という
仕事の違いだけじゃない、何かが
あるようにおもった。
それは、どっちかに優劣が
あるものでもなくて、
医療という枠組みの中では
両方必要なもの。
そんな違いをもつ職種が
いっぱい集まって働くんだなぁ。と。
もちろんそんなことを
ゆっくり考えたのは
処置後だけどね。
処置自体は、失敗に終わってしまったけど
何とか、患者様は頑張ってくれた。
すべての片付けが終わった後、
2人になったとき
真っ赤になった私の手を
見ながら、声にならない声で
かすれながら、
「ずっと一緒にいてくれて、ありがとう」と
言ってもらったとき、
涙が流れそうだった。
失敗に終わって、辛いのは
患者様なはずなのに。とか、
いろんな思いがあって
嬉しいとか、悲しいとか
単純な感情じゃなくて
複雑だった。
そんな自分にもどかしさを感じながらも
ナースとして、患者様に
かかわりたいな。って
強く思った瞬間でした。
絶対にナースになりたいって。
実習前半でこのことがあって
それからの実習は
何かが、自分の中で変わっていった。
行動ひとつにとっても、
考え方も、積極的になっていった。
積極的なればなるほど、
迷いも増えるし、壁にもぶち当たる。
でも、それは看護にかかわる限り
一生続くものだと、今は思う。
次の実習では、
どんなことを患者様から教わるだろうか?
それまで、私自身もできることから
成長してなきゃいけないと思う。
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