明日という日

2004年10月25日 日常
明日、私は涙を流すと思う。
 
怖さも、嬉しさも、
きっと両方ある。
 
明日は、戴帽式。
 
初めて、自分のナースキャップを
身にまとう日です。
今まで、自分自身のキャップは
かぶったことがありません。
戴帽式の練習も、練習用で
私の。ってものじゃなかった。
それぐらい、うちの学校では
徹底して、キャップに意味を置いている。
 
キャップの意味って、何だろう?
戴帽式の意味って、何だろう?
 
今、キャップは、
衛生面・安全面・機能面で
色んな病院で廃止傾向にある。
私も、いらない派だと思う。
 
被らないなら、わざわざ戴帽式なんて
しなくていいって、これも
廃止傾向にある。
 
今やってる戴帽式って、イベントとして
捉えがちだと思う。
確かにその面もあって、
憧れるのもあるかな。
 
一般的に、
気持ちを新たにして、看護職に邁進するって
言われるけど、
それって、精神みたいに
言い伝えられてるけど、
私が、その意味を
ひしひしと感じたのは、
次のこと。
 
法的にキャップの意味が
あるのを、知っていますか?
 
こんなことあってはいけないけど、
学生は病院では
指導者のもとにあって、
何か事件を起こしても、
守られる。
でも、やっぱそれなりに、
法的拘束力はあって。
 
戴帽前と戴帽後に
何か、同じ事件が起こしたとする。
キャップを頂いたからには、
学生であっても
業務上過失致死として、罪の重さが変わる。
 
あのキャップを被るからには
もう本当に、看護職としての決意みたいなものが
あるんだなぁ。って、
このことを知った時、
私が、貰っていいのかな?
何もできないこんな状態で
乗せてもらっていいのかな?
 
正直、怖かった。
 
あのキャップを練習であっても
頭にのせらたとき、
ずしり。と重く感じた。
 
載せてもらえる資格がある嬉しい気持ちと、
載せてもらったら、
中途半端でいられない気持ち。
 
ぐるぐるいっぱい周ったけど、
一番、素直な気持ちだと思う。
 
明日という日を
一生忘れないでいよう。

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