ISBN:416365450X 単行本 加藤 浩美 文藝春秋 ¥1,400
 
レビューを書くなら、まずはこの1冊!
そう思いました。
 
 
秋雪くん。明治安田生命のCMで
有名ですよね?
ダウン症の男の子が
主人公になったあのCMです。
もう何年も流れていますよね。
 
 
小田正和さんの歌とともに
初めて、あの写真を
CMでみたのは
いつだったろうか?
 
 
何人かの幸せそうな写真が写る中、
赤ちゃんをしっかり抱きしめる
お父さんの姿に
いいなぁ。と、
特にその1枚に印象が残りました。
 
 
しばらくして、
その男の子が主役のCMが
流れ出した。
最初は、あの写真が
最後に写るとは、おもわなかった。
あの男の子のCMだと
気づかなかったからだ。
 
 
「秋雪」という
名前が、変わってるなぁ。
そう思って、何気なく目にしていたのに、
気が付いたら、釘付けだった。
最後に、本の表紙になったあの写真が
写った時、
胸が痛かった。
 
 
次に、そのCMを見たとき、
涙が流れた。
秋雪くんの精一杯いきる。ただ生きる。
その姿、涙が止まらなかった。
 
 
何パターンか流れるCM。
でも最後は、かならずあの1枚で終わる。
そして最後に
一番、キュンとくる写真でした。
 
 
本屋さんで、この本を見つけたとき、
あのCM!!!と思いました。
さっそく買って帰って
読み始めたら、
涙がとめどなくあふれた。
これだけ泣いた本は
久しぶりでした。
 

余命1年。それを超えて生きること。
それは、
明日は、確実でなくて
奇跡ということ。
今あるかぎり、精一杯生きる。ただ生きる。
 
 
そんな奇跡を6年も起こしつづけた
彼とご両親の姿が
凝縮された一冊です。
CMは画像だから、
心に響く速さは、本より早いかもしれない。
このCMを知らない人がいるなら、
明治安田生命のHPから、
1度みてもらいたい。
でも、それで終わらないで
この本を読んでもらいたい。
本でじっくり読むと、
心に響くものは、その数倍だと思う。

 
1日1日を大切にすること。
当たり前のように言われていることだけど
その1日の重みを、しっかり教えてもらえる。
そして、明日を生きれる幸せを
教えてくれる一冊だと思う。

 

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